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映画『アンジェラ』感想

20060527201223
感想を書きとめておきます。
* * *
鏡の向こうの美しいキミは

閉じ込めていた僕の心…

誰かをホンキで愛したとき、心に映るのは天使?それとも…
光と影が織り成すモノクロのパリが舞台。
灰色の人生を、その日暮らしで生きているさえない男が
本当の自分を取り戻すまでの物語。

ラブストーリーというよりも
自分探しの物語としてみた。

とくに、愛されたことのないアンドレが
鏡に向かって「アイラブ アンドレ」という場面。
アンドレの純粋な目を見ていると涙が。

そして、アンジェラもまた愛されたことのない女であった。
果てしなく繰り返される人生…。
誰かに愛されたとき、羽はとれ、愛する男と一緒に
安住できる。

絵本「100万回生きたねこ」を思い出した。

天使が人間を好きになると天界に戻れなくなるとか、
醜いカエルが実は王子様だった…など、
少女マンガや童話でありがちなパターンだけれど、
リュック・ベッソン監督が描きたかったのは
「男性の心の中にある女性の心」だとインタビュー記事で
こたえていた。

自分では気づかないもう一人の自分。
男性に限らず、誰にでも思い当たるはず。

一番分かりやすいのが恋愛。
天使のようなピュアな気持ちと同時に
嫉妬や猜疑心も生まれる。
その愛が深ければ深いほど、両者はふくらみ、
天使と悪魔の葛藤が始まる。
…なんて、書いてみたけれど、そこまでの愛におぼれたことは
ありません。残念ながら。

愛し 愛され
癒し 癒され
救い 救われ…

映画を観終わった後、そんなことを想った。
どちらか一方じゃダメなんだね。
求めてばかりでは、ホントの愛は手に入れられないのかも知れない。

そして、モノクロのパリの映像が美しかった。
セーヌ川にかかる橋を遠めでひいた映像が好き。
アンドレとアンジェラの凸凹コンビが並んで
橋を渡るシルエットは幻想的だ。

それにしても「羽」にはびっくりした。
流していた涙もひっこんだぐらい。

ファンタジー…だったのネ。
途中、アンジェラが凶暴である必要性が
ちょっと分からなかったし、トイレでの行為の種明かしは
蛇足のような気がした。

いくつか突飛な場面はあったけれど、映像の美しさと、
観賞前の弾き語りの効果で、物語に入っていくことができた。

本来の自分を取り戻し、新しい人生の物語が始まったアンドレ。
彼の目に映る明日は、きのうまでのモノクロの日々ではなく、
光がさすカラフルな世界なのだろう。

めでたし、めでたし。ハッピーエンドかな…??
(内在していた自分の分身が恋人になって
うまくやっていけるのか心配だけど)
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