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時間と距離と速さ

1週間前、ある人に薦められてミヒャエル・エンデの童話「モモ」を読んだ。

ここ最近、“時間”について考える機会が多くて、タイムマネジメントに関する本などを
読みあさっていたけれど、「モモ」ほど、時間の概念について哲学的な示唆を与えてくれる
本はなかった。

タイムマネジメントについて書かれた実用書は、
「いかに無駄な時間を省くか」という内容が中心。
「モモ」は、その逆で「無駄な時間こそ大切」と説く。
役に立つ生産性のある時間、効率性だけにとらわれていると、
灰色の男たちー「時間泥棒」に心を奪われていく。
忙しい毎日を送ること、それは文字通り、心を失うことなのだと気づかせてくれた。

そんなことをぼんやり考えながら、
映画『秒速5センチメートル』(@シネマライズ)を観に行った。
奇しくも「時間」がテーマとなっている作品。

目には見えない時間の流れを、美しく繊細なアニメーション映像で表現していた。
秒速5センチメートル。
それは、桜の花びらが落ちるスピード…。

小学生のとき「時間=距離÷速さ」という算数の公式を習ったけれども、
イメージとしてどうしても理解できず、そのあたりから算数に苦手意識を持つようになった。

たしかに、時間は誰に対しても平等に同じ速さで流れているはず。
でも、私たちは、永遠の1秒、一瞬の1日を感じながら生きている。

「どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか」。

現実を直視し、今を生きているアカリ。
幻想を追い求め、今をさまようタカキ。

リアルなラストが暗示しているように、彼が彼女に
追いつくことはないだろう。
遮断機が降りた踏み切りのこちらと向こうは、近いようで遠い。

たとえ同じ時間、同じ空間を共有していたとしても、
出会える人と出会えない人がいる。

それはこの世とあの世で出会えないことよりも、
もしかしたら切なくて悲しいことなのではないか…。

ワンモアが以前よりもっと奥行きを増して聴こえてきて、
胸が痛く、やっぱり涙がこぼれた。


追記:会場で販売されているパンフに、まさやんの写真とコメントが
掲載されています♪
ちなみに、客層は男性9割!新海監督作品のファンの方々でしょう。
女一人で行ったから、ちょっぴり浮き気味でした(笑)
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