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隣り合わせの孤独

まさやんのライブがなければ、きっと一生行くこともなかったであろう町。
三連休を利用して、四国の小さな町に行ってきた。
工業地帯なので、大きな煙突からは白い煙が24時間、もくもくと出続け、
町を歩けば、これまでに嗅いだことがないニオイがする。

まる三日間、目が覚めてから寝るまで、ずーーーーっと、
ひとりの男についてしゃべり続けた。

タクシーの中で、ふと我に返ると、みんなそれぞれ同じことを繰り返し話している。
そのことが奇妙で可笑しくて、腹筋が割れるぐらい笑ってしまった。

そんな日々を過ごし、非日常から日常へと向かう
帰りの新幹線で。

隣り合わせになった初老の女性が
「お姉さん、珈琲飲む?」と声をかけてきた。
「あ、結構です」と断ったが、車内販売の人に2杯頼んでしまった。

三日間の睡眠時間が少なかったので、新幹線では眠ろうと決めていた。
メガネをかけ、乾燥予防のマスクをして、「話しかけないで」オーラを出していたはずなのに。

珈琲一杯をごちそうになり、彼女の話に付き合うことになった。
タダほど高いものはないとはこのことだ。

彼女は、遠方に住む次男の子ども(孫)の運動会の応援に行った帰りとのこと。
最初は、よくある息子&孫自慢だった。

だけれども、自慢話の向こうに透けて見える、老後への不安と寂しさ。
「もう、いつ死んでもいい」と、彼女は言った。
ダンナさんを早くに亡くしたらしい。
今は、二世帯住宅で、長男とその嫁と暮らしている。
「一緒に住んでいるけれど、食事も別。息子と嫁は、しょっちゅう二人で海外旅行に行くのよ」と。

よせばいいのに、ついつい、
「でもね、若い人とは生活スタイルも生活の時間も違いますよね。きっと、今の生活がベストだと思いますよ。お互いに、気を使わなくていいし」と、励ます。

「そういえばそうね。寝る時間も息子たちは遅いのよね。時々、息子の帰りが遅い時、嫁を誘って外食するの」

「仲良しなんですね。お嫁さんも誘ってもらうと、うれしいと思いますよ」

「そうね。とても素直でかわいい嫁なのよ」」

「それに、遠く離れたところに住むお孫さんの成長も楽しみですね。これからいろんなイベントがあるし」

「そうなの。息子たちには孫の成人式にも来てって言われてるの」

「そうでしょ。長生きしないと。お孫さんもおばあちゃんが来るのを楽しみにしてるんですね」

「『おばあちゃん、一緒に寝よう』って、孫が言うのよ。寝相が悪くて、よく眠れなかったわ(笑)」

「あばあちゃんが大好きなんですね~」

などと、3時間…。ふう。何やってるんだ、私。
結局、新幹線の中で一睡もできず(泣)。


四国でライブ後、まさやんのどんなところが魅力か、という
テーマで盛り上がった。

「孤高なところ」とか、「孤独を包んでくれるところ」などという
言葉が出て、うなづいていた。

巷にあふれる「癒し」や「励まし」とは、一味も二味も違う。
人間は本来、「孤独」だということを思い出させてくれるうた。

誰かといても、孤独は感じるもの。

孤独と孤立は違う。

一緒に暮らしていても、孤立を感じていたら寂しい。
遠く離れていても、心がつながっていれば、一人じゃない。

そんなことを、新幹線で隣り合わせた人に伝えたかった。
おせっかいだけど。
旅は、一期一会。
別れる時、彼女が笑顔で手を振ってくれた。


ちなみに、以前も新幹線で孫自慢の女性の隣に座ったことがある。
その時も、永遠と話を聞かされた。
話しやすい雰囲気を持っているとは自分でまったく思わないのだが、
なぜこうなるのか。
誰か教えて欲しい。。。
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