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紙屋悦子の青春

月末ではなくて、月初になってしまいましたが、
きのう、岩波ホールにて『紙屋悦子の青春』を観てきました。
友だちに「渋いね。岩波ホールとは」と言われましたが、
初めて訪れました。とてもレトロな佇まい。
スクリーンが小さく感じるのは気のせいでしょうか(笑)?

さて、映画について…。
戦時中の鹿児島に暮らす女性の物語。
戦争により平凡な日常が途切れていく様子を
淡々と、ときにユーモアを交えて描かれています。

原田知世と本上まなみ、という透明度の高い女優さん二人の
陰と陽を思わせる対照的な人物描写が印象に残った。

とくに、本上さんのイメージが変わりました(笑)。
間の取り方が絶妙で、観客を爆笑の渦に巻き込んでいた。

切なくも悲しく美しいお話なのだけれども、
やはり共感するのは難しい。
時代背景と戦争によって、現代で暮らすわたしとは
感受性も生き方もまるで違うから。
簡単にストーリーを言うと、原田知世にはかすかに思いを寄せる
青年がいて(Aとします)、彼もまた彼女のことを想っている。
だけれども、彼は特攻隊員として出撃することが決まっているので、
彼が信頼を寄せる友達(Bとします)との縁談をすすめる。

この時点で、「はぁ~?」という感じじゃないですか(笑)。
自分が好きな相手に他の男を紹介されたら、ショック極まりなく
立ち直れないと思うのだけれども、時代&戦争は人の心を
もっと奥深くさせるらしい。

そして、原田知世は青年Aの気持ちを汲み取り、
とくに好きでも嫌いでもない青年Bと結婚することを承諾するのです。

女性が一人で生きていけない時代。経済的自立なんて、考えられない
時代の話です。ましてや戦争。明日生きていられるかも分からない。
結婚をして、食べさせてもらうしか生きる道がないのです…。
したたかに、自分の気持ちを心の奥底に秘めて生きた女性の青春。

選択肢がないから、しょうがないと諦めて、強く生きていくことが
できたのかも知れない。
でも、自分の人生を自分で描ける時代に生まれて良かった、
とつくづく思う。
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comment

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そうですね~。

時代によりますが,原田さん演じるところの女性の気持ちを思うと,切ないです。
自分で自分のことを選べる時代。
何とも思わず暮らしてますけど,大事なことだと思います。

興味あるな,この映画。


いつも一人で観に行くけれど、
この映画は友達と行って感想を聞きたかったな。
chieさん、お近くに住んでいればご一緒できたのにね(笑)。

原田さんは、実年齢より一回り以上年下の役を
演じているんだけれど、「今だから演じられる」って
インタビュー記事で答えていました。
それだけ、昔の人は「本当の強さがある」と。
死にゆく人(しかも愛している人)に笑顔でさよならを
言うのがつらくて演じていて何度も号泣したそう。

自分のことより、相手の気持ちを思いやって
生きているということですよね…。

当たり前に生きていることが
当たり前ではなかった時代があった、
と気づけただけでもいい映画だったかも。

10月中旬~のようです。広島での公開。
私もひとりで観に行く映画と,誰かと一緒に行きたい映画とがわかれます。
近くにいたら(笑)そうですね~感想など言い合えたのに。
原田さんの言葉,そうなんだ~とか思っちゃいました。
人間の強さって何なんでしょう。
私には無理です,きっと。

強くないと、人に優しくできないからね…。
わたしもまだまだ我欲に負けます(笑)。
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Author:cherin
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